みなさん、こんにちは。虹ネMKです! 今回は、本気で虹ネームを目指す(銀~金ネームの皆さま)へ、虹ネームの目指し方を紹介したいと思います。
本記事は虹ネームを”本気で”目指す方向けの情報となります。モチベーションが下がっている方にとっては、虹ネームのハードルの高さに絶望する可能性があります。そのリスクがある方は、以下の文章は読まないことを強く推奨いたします。(ビビらせて、すみません)
虹ネームは簡単ではない
虹ネームの方をゲームセンターでよく見かけますが、虹ネームは想像よりもハードルは高いです。少なくとも、GITADORA DrumManiaを一度でもやったことがある人は1シーズンで約10万人程いますが、その中で虹ネームになれる人は1000人にも満たないのが現実です。
上記の通り、ほとんどのプレイヤーは金属ネームどころか、青ネームにもなれずに断念します。そのため、虹ネームになるためには、それ相応の努力が必要であることはご理解いただけると思います。
才能ではない
上位1%に入るためには才能が必要かというと”否”です。虹ネームになれる人となれない人の最大の差は「虹ネームになるまで継続して努力できるか」です。この粘り強さがある人が、虹ネームになれる人たちです。
もちろん、時間とお金も必要です。週に数時間、月に数万円をGITADORAへ投資する必要があります。そのため、虹ネームになるということは、継続して時間とお金をかけてプレイし続けることを意味しています。
この覚悟をもって継続できる人たちを「才能がある人」と世間では呼んだりします。そういう意味で、虹ネームになることは決して簡単ではないのです。
コラム
「時間やお金が足りない」といった言葉を耳にします。わたしは嘘をつけないタイプの人間なので単刀直入に述べると、それは「言い訳」だと思っています。時間やお金は作るものであり、常にあるものではありません。誰だって仕事や学業がありますし、他にやりたいことがあって当然だと思っています。そのため、時間やお金が足りないという言葉の意味は、あきらめる理由だと思います。この言葉を発したところで、だれもお金をくれませんし、時間も与えてはくれません。何をどうすれば時間とお金に余裕が出るのか考える方が健全なので、ポジティブな方向にエネルギーを費やしていきたいと考えています。
習慣化しよう
習慣化が一番大切
虹ネームになるためには、よほどのセンスや他音ゲーの経験が十分にない限り、週1回1時間程度のプレイ頻度ではなれません。5年~10年計画であれば可能かもしれませんが、5年~10年毎週1回1時間できる能力があれば、もっと頻度を上げて(最低週2回程度のプレイ頻度で)短期的に虹ネームになることを強く推奨します。
そのため、虹ネームになるために最も大切なことは習慣化することです。私はギタドラのスキルを養うより、ギタドラを継続してプレイすることの方が圧倒的にむずかしいと感じています。なぜなら、まったく成長できない時期があったとしても、粘り強くプレイする必要があるからです。
これを実現する手段が「習慣化」です。端的にいうと、ゲームセンターに行く癖をつけるということです。
- 仕事おわり
- 学校おわり
- 友達と遊ぶ前
- 土日や休日
特に行動と行動を紐づけると習慣化しやすいです。この習慣化の方法については、「音ゲー上達において『モチベ』よりも『習慣』が大切な3つの理由」の記事をご参照いただくと、よりよいと思っています。
ただし、無茶は禁物です。「残業が22時過ぎまであったけど閉店間際の1時間だけプレイしよう」とかは、避けた方が無難です。生活リズムに影響がなければいいのですが、習慣化を通りこして無茶となることは避けるべきです。
目標を理解しよう
虹ネームになりやすい時期を理解しよう
「いつ虹ネになるの? 今でしょ!」と言いたいところですが、そう簡単に虹ネームにはなれません。一番の狙い目は、1作のシリーズの後半(=次回作が出る直前)です。
GITADORA(=音ゲー)というゲームは、シリーズの中で新曲が徐々に解禁されていきます。その解禁されていく楽曲の中には、高難易度や稼ぎ曲が必ず含まれています。そのため、シリーズ後半の方が圧倒的に虹ネームになりやすいです。
「今シーズンはあきらめて、来シーズンで虹ネになれるように頑張る」といった現実的な目標も大切です。無理な目標を立てると、約束の期日(=自分で立てた目標達成日)が訪れた瞬間に、あきらめる決心をしてしまいがちです。あくまで目標達成時期はあいまいにしつつ、虹ネームの現実味がおびてきたら、シリーズ後半に向けてプレイ頻度を上げていくとベストです。
スキルの目標値を理解しよう
以下の目標を達成すれば大抵の方は虹ネームになれます。※もちろん前後はあります。
- HOT曲:下限160
- OTHER曲:下限170
重要なのは、上記の実力がないと虹ネームになれないという現実があるということです。そのため、自分がこれらの目標をどのように達成すべきか、事前にイメージしておくことが大切です。
小さな目標を立てよう
スキルの目標値を理解しても、明日これらの目標を達成できるほど現実は甘くないです。そのため、なるべく明日にでも達成しやすい小さな目標を立てることが大切です。
例えば、今のOTHER曲の下限値が160であれば、次は162など細かく目標を立てます。スキルの目標でいえば、100ずつ、8300からは50ずつ目標を立てていきましょう。
人はあまりに高い壁を見ると絶望するものです。「小さな壁を登っていって、気づいたら高いところにいた」が理想系です。まずは目の前の目標に向かって努力するようにしていきましょう。
戦略を立てよう
目標を達成するための戦略は大切です。なぜなら、目標を達成する前に時間切れ・お金切れ・モチベ切れになっては意味がありません。特に時間に対するスキルの上り幅は、モチベーションに直結します。このモチベーションの低下は、せっかく作り上げた習慣化の土台を崩す、最大の原因となります。
そのため、限られたリソース(時間とお金)で、最大の成果が出すためにはどうすればよいのか考えることが戦略といえます。もう少し具体的に表現すると、どの楽曲を中心にスキル上げ(練習すればよいのか)決定することを戦略といえます。
仮にですが、スキルがあがる1ヵ月、スキルがあがらない1ヵ月があった場合、大抵の人は後者の1ヵ月で虹ネームを断念します。本当に微量でもよいので、コンスタントにスキル上げすることを心掛けることが大切です。そのため、スキル上げの選曲が、とても重要なのです。
選曲するレベル
選曲するレベルに関してですが、まずは現実的なお話をします。虹ネームになる上で、スキル上げの観点では最終的に以下の結論に至ります。(あえて、とがった表現をしています。)
- レベル8.5未満のOTHER曲をやっても無駄です。
- レベル8.0未満のHOT曲をやっても無駄です。
- レベル9.0未満のOTHER曲でパフェ90%を超えない楽曲は粘着しても無駄です。
根拠は、目標値で示した値から逆算したときに浮かび上がる事実です。また、下記の事実も押さえておく必要があります。
- レベル8.8は達成率96.5%でスキル170です。
- レベル9.5は達成率89.5%でスキル170です。
何がいいたいかというと、これらの条件を満たす楽曲をプレイしないと、最終的には虹ネーム達成はできないということです。もちろん、上記に当てはまらない楽曲をプレイすること自体が無駄になるわけではありません。しかし、スキル上げの観点からすると現実問題無駄になってしまうのです。もちろん楽しむことは大切なのですが、この現実から逃げることは、虹ネームを目指す上では許されません。
おすすめのプレイスタイル
わたしがおすすめするプレイスタイルは、基本はスキル上げをベースに選曲しつつ、たまに自分の好きな楽曲や、S/FC埋めなどをやって、ギタドラを適度に楽しむプレイスタイルです。
スキル上げばかりやっていても精神がすり切れてしまいますし、逆にスキルが上がらない期間が長期に及んでしまっても精神が病みます。そのため、「スキル上げ」と「自分のギタドラの楽しみ方」を適度にブレンドしていきながら、自分のプレイスタイルを確立することを意識していただければと思います。
コスパを意識しよう
ここでいうコスパとは、時間に対して得られるスキルポイントが高い楽曲を選曲することをコスパと呼んでいます。わたしはスキル上げをやる上で大きく2つのことを意識します。
- 自分の今の実力で最大何ポイントスキルを稼げるのか
- 何回プレイすれば、それが達成できるのか
これがコスパです。高難易度の得意楽曲はコスパがよいですし、低難易度の苦手楽曲はコスパが悪いです。当たり前の話をしていますが、忘れがちな観点です。わたしは以下の優先順位でプレイすることを強く推奨します。
ほとんどの方は①と②で虹ネームになれます。さらにそれ以上を目指す場合は、③にも着手する必要が出てきますが、④をやる人は真のマニアです。また上記の図の、高難易度/低難易度の定義は以下の通りです。
- 高難易度:自身の適正難易度よりレベルの高い楽曲
- 低難易度:スキル対象ギリギリの楽曲
ちなみに、不得意な高難易度より、得意な低難易度を伸ばした方がよいのは、プレイ回数に対して得られるスキルポイントが理由です。不得意な高難易度楽曲を稼ぐためには、最低50回以上プレイしないと、得意譜面に移ってくれません。さらに、そこからスキル対象に入れるためには、より精度をあげていく必要があるため、かなりの時間を要します。そのため、数十回程度でスキル対象に入る得意な低難易度を優先することをおすすめします。
この指標はあくまで優先順位だけの話であり、③や④の曲をプレイしなくていいというわけではありません。適度にブレンドすることが推奨ですが、③や④ばかりに固執してはいけないということです。
戦術を知ろう
戦略で大きなプレイスタイル(選曲のイメージ)がつかめたと思います。最後に、より具体的にスキルを上げていくための戦術(コツ)についてお伝えしたいと思います。
基本を最重視する
基本とは、普段はあまりコンボを切らない箇所のことを意図しています。普段はあまりコンボを切らない箇所を常にコンボを切らない状態にする(安定させる)ことが、GITADORAのドラムにおける地力です。
人間はどうしても複雑なフィルや繋がらない箇所に目がいきがちですが、それは後回しです。まずは繋がるところを確実につなげる力を養い、安定したら複雑な箇所に着手することをおすすめします。
これを実践することで、コンボとパフェが安定しますし、複雑な箇所に対して余裕が生まれます。この順番で、1曲ずつ攻略していくことを強くおすすめします。
繋ぎなおす
スキル稼ぎとは、今まで挑戦していなかった高難易度を出来るようになるだけがスキル稼ぎではありません。シリーズ前半でフルコンボして、そのまま放置している楽曲の精度を上げることもスキル稼ぎの一つです。
半年以上前にフルコンボして、パフェはあまりよくなかった楽曲をもう一度プレイしてみてください。おそらく、地力があがっているため、当時では考えられなかったパフェが出る可能性があります。それらの楽曲を繋ぎなおすこともスキル上げのコツです。
集中してプレイする
スキル上げをするときはリズムが大切です。調子がいいとき・悪いときが必ずあります。なるべく調子がいいときに粘着することがとても大切です。人間不思議なもので、「いける!」と信じたときは、達成できるまで努力を続けることができます。その力を利用して、一気にスキル上げすることを強くおすすめします。
その時に注意が必要で、なるべく混んでいない時間帯にプレイすることです。このリズムが崩されるパターンは1つしかなく、ゲームセンターが混雑しているときです。もちろん、待っている方は何も悪くありません。悪いのは他の方がプレイする時間帯を選んでしまった自分だということです。かなりストイックな話ですが、この手の心がけも大切です。
コラム
わたしは誰かがプレイしていると、よほどのことがない限り並んでプレイすることはめったにありません。大抵は他の音ゲーをプレイして待つか、そのまま帰ります。それくらい集中してプレイできる環境には意識をおいています。1プレイずつ待ってやるとリズムが崩れてしまいますし、時間効率も悪いため、かえって休んだほうが効果的だと思っています。
イメトレをする
イメトレとは、スキルをあげていく上では必須の練習法です。ただし、ここでいうイメージトレーニングとは、1曲を流して演奏するだけではないです。具体的には、
- 手順を組む
- リズムを口ずさむ
これらもイメージトレーニングに入ると思っています。わたしもランカークラスの方とお話すると、必ずといっていいほど手順の組み方について熱くお話しています。
それほど手順やリズムは重要であり、事前に練習・認識しているからこそ叩けるようになります。ぜひ、これらの練習をゲームセンターに行く前に復習いただけるとよいと思います。
コラム
手順を組む際、自分の得意な手順を組むことをおすすめします。無理やりシングルにして、美しい叩き方にこだわりすぎると理想と現実のギャップの闇にのまれます。あくまで自分のプレイスタイルにあった叩き方を検討し、それ以外は「チャレンジ」だと考え方が無難です。
手順を最適化していく
コンボは安定しているが、パフェを取るために最適ではない手順を繰り返している可能性があります。たとえば、スネア→レフトシンバルの叩き方ひとつもそれに該当します。
コンボを繋ぐためだったら、左手→右手の順番が繋がりやすいかもしれませんが、体勢は安定しません。パフェを取るためだったら、右手→左手もしくは左手→左手といった多少ゴリ押した手順の方がパフェの安定につながるパターンがよくあります。
非常に細かい手順の改善ですが、こういった一つ一つがスコアに直結していきます。同じ譜面でも意識さえ変われば手順が変わります。何も考えなければ同じダメな手順を繰り返してしまうのです。この小さな改善も日々こころがけていただければと思います。
まとめ
総括すると、虹ネームになるためには以下の結論に至りました。
- ゲームセンターに行くことを習慣化させる
- 目標を理解し、小さな目標まで落とし込む
- 「選曲の質=上達の質」 優先度の高い楽曲を選曲する
- 自分の体調やリズムを知り、長いスキル停滞を避ける
- 基礎固め(手順の最適化)のPDCAを回し続ける
何よりも大切なのは「習慣化」です。それ以外のことは、豆知識の領域を超えないくらい最重要だとおもっています。逆に習慣化さえできれば、虹ネームになれたといっても過言ではありません!
最後に
ギタドラのプレイヤーにとってスキル上げは最大の課題であり、最大の魅力だと思っています。その中で確信をもって言えるのは、最高ネームカラーである虹ネームに達成できない理由のすべては途中であきらめるからです。そこに才能は関係ありません。逆に虹ネームになる覚悟を持ち、日々努力する決意ができれば、虹ネームになったといっても過言ではありません。
ゲームといえど、何かに熱中し、本気でやることで得られるものは人生において大きいと考えています。ぜひ、みなさまもチャレンジしてみてください!!